動画教材について、「受講者に最後まで視聴させることはできますか」「動画の早送りやシークバー操作を禁止できますか」といったお問い合わせをいただくことがあります。
本記事では、動画教材の受講時にできること・できないことと、運用上の対応方法について説明します。
動画教材の視聴を完全に強制することはできません
現行仕様では、動画教材について、以下のような制御はできません。
- 動画の早送りを禁止する
- 動画のシークバー/プログレスバー操作を禁止する
- 動画の再生時間どおりに最後まで視聴しないとテストへ進めないようにする
- 受講者が動画を実際に最後まで視聴したことをシステム上で厳密に保証する
そのため、動画教材を登録した場合でも、受講者が動画プレイヤー上で再生位置を操作できる場合があります。
YouTube動画を教材にした場合
YouTube動画を動画形式の教材として登録した場合、動画の再生位置が最後まで進むと「テストへ」ボタンが有効になります。
ただし、現行仕様では、受講者によるYouTubeプレイヤーのシークバー操作や早送りを禁止する機能はありません。
そのため、「動画の再生位置が最後まで進んだこと」をもとにテストへ進めるようになりますが、「受講者が動画の再生時間どおりに最後まで視聴したこと」までは保証できません。
Microsoft Clipchamp(旧Stream)動画を教材にした場合
Microsoft Clipchamp(旧Stream)動画を教材として登録した場合、外部サービスをまたぐ仕様の影響により、動画を最後まで再生していなくてもテスト画面へ進める場合があります。
YouTube動画とMicrosoft Clipchamp(旧Stream)動画では、動画プレイヤーや外部サービス側の仕様が異なるため、セキュリオ上での挙動にも差が出る場合があります。
Vimeo動画など、その他の動画教材の場合
Vimeo動画など、その他の動画教材についても、動画の早送り禁止やシークバー操作の禁止、実視聴の厳密な保証はできません。
動画教材を利用する場合は、動画の種類にかかわらず、受講者が動画を実際に最後まで視聴したことをシステム上で完全に保証することはできないものとして運用をご検討ください。
運用上の対応方法
受講者に動画を最後まで視聴してもらいたい場合は、システム上での強制ではなく、以下のような運用をご検討ください。
1. 教材の概要欄で注意喚起する
教材登録時の概要欄などに、動画を最後まで視聴する必要がある旨を記載します。
記載例:
- 動画を最後まで視聴してからテストへ進んでください。
- 動画の内容をもとにテストを出題します。早送りせず、最後まで視聴してください。
- 動画を視聴せずにテストへ進むと、設問に回答できない場合があります。
2. 動画内容に関する設問をテストに含める
動画を視聴していないと回答しづらい設問をテストに含めることで、動画視聴を促す運用ができます。
設問例:
- 動画内で説明されていた、標的型攻撃メールを見分けるポイントとして正しいものはどれですか。
- 動画内で紹介された、インシデント発生時に最初に行うべき対応はどれですか。
- 動画内で注意喚起されていた、生成AI利用時のリスクとして正しいものはどれですか。
3. 社内ルールとして受講方法を案内する
受講者向けの案内メールや社内通知で、動画を最後まで視聴してからテストを受けるよう周知してください。
案内例:
- 本研修は、動画を最後まで視聴したうえでテストに回答してください。
- 動画の早送りや未視聴のままのテスト回答は行わないでください。
- テストには動画の内容に関する設問が含まれます。
よくある質問
Q. 動画を最後まで見ないとテストに進めないようにできますか?
A. 動画の種類によって一部挙動は異なりますが、動画の実視聴を完全に強制することはできません。YouTube動画では、動画の再生位置が最後まで進むと「テストへ」ボタンが有効になります。ただし、シークバー操作や早送りを禁止する機能はありません。
Q. 動画のシークバーやプログレスバーを受講者が操作できないようにできますか?
A. できません。現行仕様では、動画プレイヤー上のシークバーやプログレスバー操作を禁止する機能はありません。
Q. Microsoft Clipchamp(旧Stream)動画でも、最後まで再生しないとテストへ進めないようにできますか?
A. できません。Microsoft Clipchamp(旧Stream)動画の場合、外部サービスをまたぐ仕様の影響により、動画を最後まで再生していなくてもテスト画面へ進める場合があります。
Q. 受講者に動画を最後まで見てもらうにはどうすればよいですか?
A. 教材の概要欄や社内案内で最後まで視聴するよう周知し、動画内容に関する設問をテストに含める運用をご検討ください。
まとめ
- 動画教材の早送り禁止やシークバー操作禁止はできません。
- YouTube動画では、動画の再生位置が最後まで進むと「テストへ」ボタンが有効になります。
- ただし、YouTube動画でも、受講者が実時間どおりに最後まで視聴したことまでは保証できません。
- Microsoft Clipchamp(旧Stream)動画では、動画を最後まで再生していなくてもテストへ進める場合があります。
- 動画を最後まで視聴してもらいたい場合は、注意喚起やテスト設問による運用をご検討ください。
※ 2026年8月現在の情報です。