結論から申し上げますと、セキュリオには「サブアドレス」という機能・概念は存在しません。1人のユーザーが複数のメールアドレスを持つことはできず、メールアドレス形式の文字列(エイリアス含む)を登録すると、それは元のユーザーとは別の、独立した1ユーザーとして扱われます。
仕様の詳細
セキュリオでは、ユーザーを識別するID(ログインID)としてメールアドレス形式の文字列を1つ登録します。この文字列はユーザーごとに一意である必要があります。
「user+tag@example.com」のような、いわゆるエイリアス形式の文字列自体は、メールアドレスの形式さえ満たしていればIDとして登録できます。しかしこれは「user@example.comのサブアドレス」として扱われるわけではなく、user@example.comとは無関係の、まったく別のユーザーアカウントとして作成されます。
関連:1つのメールアドレスを複数のユーザーとして使えますか?
本記事タイトルの質問(1人のユーザーが複数のメールアドレスを持てるか)とは逆方向の質問ですが、混同されやすいため分けて説明します。結論はこちらも「不可」です。
前述の通り、メールアドレス形式の文字列はユーザーを識別するIDとして一意である必要があります。そのため、同じメールアドレス1つに対して複数のユーザーアカウント(例:部署別・用途別に権限を分けた別アカウントなど)を紐づけて使い分けることはできません。1つのメールアドレスに対応するユーザーアカウントは常に1つです。
複数人で同じメールアドレスを共有してそれぞれ個別にログインしたい場合や、1人が用途別に複数のアカウントを使い分けたい場合も、それぞれ異なるメールアドレスを登録する必要があります。
よくある誤解
- 「サブアドレス」=一般的なメールサービス(Gmailのエイリアス等)の機能名で、セキュリオ固有の設定項目ではありません。
- エイリアス形式の文字列をIDとして登録できることと、「1人のユーザーが複数アドレスを持てる」ことは別の話です。エイリアス形式で登録しても、それは新規の別ユーザーが1人増えるだけであり、元のユーザーのアカウントに統合されることはありません。
- この制約により、標的型攻撃メール訓練のネタバラシメールなど、システムからの各種通知も、ユーザーごとに登録された1つのメールアドレスにのみ送信されます。同一ユーザーに対して2つ目のメールアドレスへ同時送信する機能はございません。